認知発達検査【太田ステージ】、子ども達のペースに寄り添って成長のサポートをしていきます。

太田ステージとは言語の理解を切り口とし、認知発達を把握する検査です。用具も少なく、5~10分程度の検査で理解力の目安を得ることができ、子どもさんへの負担も少なくなっています。

太田ステージ評価によるメリットとして、認知・情緒(意欲)のステージを把握し、子どもの行動の意味がわかるようになります。評価をもとに教育の方向性がみえ、その適切性を検討しながら、子ども達のペースに寄り添って様々なアプローチで成長のサポートをしていきます。

・太田ステージ評価の6段階

太田ステージ評価は子どもの発達の段階によって、ステージⅠ、Ⅱ、Ⅲ-1、Ⅲ-2、Ⅳ、Ⅴ以上の6段階に分けられます。

Stage I

モノに名前があることを理解できていない段階(健常児では1歳半くらいまでの段階)

質問されたことに対して、指さしで答えることができない場合はStage Iに該当します。

Stage II

モノに名前があることが分かりかけている段階(健常児では2歳くらいまでの段階)

質問に対して指さしで答えることができます。またイヌやリンゴなど身の回りにあるモノの名詞を理解できるようになってきているものの、ペンは書くモノ、自動車は乗るモノなど、用途による理解が困難な場合はStage IIに該当します。

 Stage Ⅲ-1

大きい・小さいなどのカンタンな比較ができるかどうかで、ステージStage Ⅲの中でも2つの段階に分かれます。

Stage Ⅲ-1

モノに名前があることがハッキリと理解でき、さらにモノの用途による理解もできている段階(健常児では2歳半くらいまでの段階)

Stage Ⅲ-2

比較(大小・長短など)ができる段階(健常児では3~4、5歳くらいまでの段階)

 Stage Ⅳ

上下・左右など空間関係が理解できる段階(健常児では7、8歳くらいまでの段階)

空間関係が理解できることによって、思考の柔軟性が増してくるのがStage Ⅳの特徴です。

StageⅤ以上

それ以上の発達の段階にあるため、太田ステージではなく、別のアプローチが必要になります。